昨日は社内壁紙の半分を終わらせるというミッション。張り師Nさんが陣頭指揮をとるかたわら最前線で激務をこなすという離れ業をやってのけ、途中でオープンハウスを終えた営業担当が戻ってきたこともあり、夜11時半にすべてが終了しました。

それは、社長の机周辺の壁紙を張っていたときのこと。
クロス張替え初日から手伝ってきたOさんが、脚立にのったNさんのしきりと首をかしげる姿に、これ以上ない函館弁で「なしたの?」と言うところから物語は始まります。
「やっぱ曲がってるなぁ」
ぼそりとつぶやく張り師Nさん。
「何、曲がってんのかい?」
そんなやりとりがNさんとOさんの間でしばらく交わされていました。
何度位置を決めて貼っても壁がななめに曲がっているようなのです。
わたくしには曲がっているようには見えませんでしたが、やはり曲がっていたのでしょう。
「壁もまがってんのかよぉ〜」
??????????
(壁も………?)
Oさんとわたくしには、何と比べているのかさっぱり分からなかったのですが、Nさんは黙々と額に玉になった汗を浮かべながら位置を調整しているのです。
「Nさん………いま、何と比較したのさ」
聞きたくても聞けなかったことを、Oさんが聞いてくれたのは、わたくしにとっては幸運でした。
後々、窮地に陥ったときでも、善意の第三者を装うことができるからです。
Nさんが完全に動きを止めたのは言うまでもありません。数秒後、何事もなかったかのように仕事をしはじめるNさん。恐らく、その前に貼っていた箇所が増築のためかボアボアしていたことを言ったのだと思われます。
聞かなくて いいってことも あるじゃない
知らなくて いいってことも あるじゃない
真相は藪の中ですが、まあ、後々はっきりすることもあるかと。
張り替え、もう半日あれば終わりそうです。もう少し頑張りたいと思います。
Nさんにはもう少し老体に鞭打って頑張っていただきたいと思います。



